変革実践プログラム STEP4 実践する共創デザイン①を開催しました!

2022年度の変革実践プログラム、STEP4を11/2(水) 13:00-18:00に開催しました。今回も善光寺 大勧進でのリアル&オンラインのハイブリッド形式。新型コロナウイルスの影響や突発的な予定の変更も考えると、この形態で開催できるのは手前味噌ながら一つの魅力です。さて今回は参加各社がやろうとしているプランを持ち寄っての対話。つまり共創を動かすための場となりました。

前回STEP3からの約1か月間で参加者の皆さんに取り組んでもらったことは、共創による具体的なアクションを描き、動き出すこと。そしてそのアクションを進めるための大枠を捉えたラフ・プランを整理することでした。今回もオンラインで事前にプレゼンテーション動画を投稿し、お互いに共有し、フィードバックまで終えてスタートしています。

STEP4の入り口では、STEP3までに整えた自分自身の人生のビジョン・ミッション・バリューも踏まえ、今回自分が作ったラフ・プランと、社会全体の関係性を人形などを使って直感的に表現。さらにそれが何を意味しているのか、そこから何を創り出したいのか、何を恐れているのかを言葉にして、場を深めていきました。さすがにSTEP4ともなると、参加者の皆さんの対話の質が非常に高くなっています。

その後の大半の時間は参加者による対話。コーチは善光寺 大勧進の場にふさわしく禅問答で場の意図を整え、そのあとは参加者の主体性に完全に任せます。一切介入なし。だから場の成果は完全に参加者次第。非常にハードルが高いセッションでしたが、参加者は見事にそれを乗り越え、それぞれがラフ・プランの作成を通じて見えてきた想いを共有し、一方で想いだけではかなわない現実的な問題に深く向き合う時間を創ることができました。

今回のセッションの最大の特徴はコーチによるシナリオがほとんどないこと。それは参加者自身が自分で考え、選択するための時間でもあります。この感覚が変革を進め、新たな価値を創発するためには絶対的に不可欠です。なぜなら変革や創発は絶対的に正しい答えは存在しません。裏を返せば、答えを創れなければ変革や創発は実現し得ないのです。ちなみにこれはコーチと参加者の信頼関係があるからこそ、できる場でもあります。

トータル5時間の参加者主体の対話を終えて見えてきたものは、共通したコンセプトと、具体的な一歩目。なによりもあれこれ考えすぎずに、とにかく動き出すことの大切さに対する共通認識でした。こそしてトライ&エラーを重ねることが変革と創発を可能にします。というわけで、ここからが本当に本物のガチの実践です。やならければおいていかれます。やれば得られます。どちらを選びどうなるか、次回STEP5でその結果が一つ見えてくるかもしれません。